コンセントやUSB電源がついている航空会社は?
飛行機でコンセントやUSB電源があって、充電できる座席はあるのでしょうか。結論を書いてしまうと、いくつかのタイプの座席でコンセントまたはUSBの「シート電源」が付いています。しかし、かなり限られています。ご案内しましょう。
シート電源はまだ少ない
国内線の飛行機では、シート電源はまだ少ないですが、少しずつ増えています。
おおざっぱに言うと、国内線では、JALではシート電源はありません。国際線では新シートでは全クラスでコンセントおよびUSB電源があります。
ANAではプレミアムクラスの一部では、各座席にコンセントなどのシート電源が付いています。エコノミークラス(普通席)でも、国際線はシート電源が付いている機材があります。
その他の航空会社では、スターフライヤーが全機材の全席でコンセントが装備されていて、スカイマークも初期機材を除くと全席コンセントが設置されています。
それ以外の国内線の飛行機では、JALやANAの大手航空会社も含めて、普通席にはシート電源がないのが一般的です。
JAL国内線でコンセントのある座席
- ファーストクラス
- エアバスA350型機にのみ全席コンセント、USBポートがあります。その他の座席はコンセントはありませんが、モバイルバッテリーを無料で貸与してくれます。
- クラスJ
- エアバスA350型機は全席にコンセントとUSBポートがあります。エンブラエル190型機は、全席にコンセントがあります。その他の機材では設置されていません。
- エコノミークラス
- エアバスA350型機は全席にコンセントとUSBポートがあります。エンブラエル190型機は、2席に1つずつコンセントがあります。その他機材では設置されていません。
JAL国際線でコンセントのある座席
- ビジネスクラス
- 全機種でコンセントがあります。USB電源も導入されていますが、一部の機材にはありません。
- プレミアムエコノミークラス
- 「JAL SKY PREMIUM」シート導入機材はコンセント、USB電源があります。その他機材ではコンセントのみあります。
- エコノミークラス
- 「JALSKY WIDER」シート導入機材はコンセントがあります。その他機材では設置されていません。
ANA国内線でコンセントのある座席
- プレミアムクラス
- プレミアムクラスの一部のシートでコンセントとUSB電源が設置されています。
- 普通席
- 一部のA321型機には、コンセントとUSBポートがあります。それ以外のANA普通席でコンセントを装備した座席はありません。
ANA国際線でコンセントのある座席
- ビジネスクラス
- 多くのシートにコンセントやUSBポートが設置されています。
- プレミアムエコノミークラス
- 一部の機材のシートにコンセントやUSBポートが設置されています。
- エコノミークラス
- 一部の機材のシートにコンセントやUSBポートが設置されています。
スカイマークでコンセントのある座席
スカイマークでは、導入時期が古い1号機から10号機までを除いた機材には普通席のシート下にコンセントがあります。スカイマークは約30機ですので、3分の2の機材にコンセントがあります。
スターフライヤーでコンセントのある座席
スターフライヤーは、全ての座席にコンセントを装備しています。初期の1号機から4号機までを除いた機材には、さらにUSB電源も装備しています。スターフライヤーの機材は全体で10機程度です。
その他の航空会社でコンセント、USB電源のある座席
ジェットスター(国際線)の各座席にはUSB電源があります。エアドゥは2019年3月に投入したボーイング767型機以降の機材にシート電源(USB)があります。ソラシドエアではBOEING737-800型機にシート電源(USB)があります。いずれの会社でも2018年ごろ以降に導入された新造機には、シート電源を装備していることが多いです。