JALとANA、マイルのしくみはどう違う?
日本国内の航空会社のマイレージクラブは、JALとANAが2大陣営です。では、この2つのマイレージクラブには、どういう違いがあるのでしょうか。比較してみましょう。
JALとANAのマイレージクラブを比較する
JALとANAのマイレージのしくみや基本的な制度設計、必要マイル数などはほとんど同じです。下に比較表を作ってみましたが、マイルの積算率や有効期限、特典航空券(無料航空券)をもらえる水準まで、ほとんど同じと言っていいでしょう。
ですから、飛行機に乗ってマイルを貯める限りは、JALでもANAでも好きな方を使うといいでしょう。自分にとって便利な航空会社を使えばいいだけです。
まずは、JALとANAのマイレージクラブの基本的な制度について比較してみましょう。以下に表を作ってみました。
JAL | ANA | |
---|---|---|
プログラム名 | JALマイレージバンク | ANAマイレージクラブ |
アライアンス | ワンワールド | スターアライアンス |
マイル有効期限 | 3年 | 3年 |
マイル購入 | 不可 | 不可 |
ツアーの積算率 | 50% | 50% |
正規割引の積算率 | 75% | 75% |
羽田~札幌特典航空券 | 往復12,000~15,000マイル | 往復12,000~18,000マイル |
成田~ハワイ特典航空券 | 往復40,000マイル | 往復35,000~43,000マイル |
成田~ロンドン特典航空券 | 往復45,000~55,000マイル | 往復45,000~60,000マイル |
基本は全く同じ
ご覧の通り、基本的なしくみは全くと言っていいほど同じです。マイルの有効期限は3年で、特典航空券で必要なマイル数もほぼ同じ。ツアーや割引運賃でのマイル積算率も同じです。これでは、どちらがよい、とはいえません。
つまり、飛行機に乗ってマイルを貯める分には、JALもANAも同じです。自分がよく利用する区間で便数の多い方を重点的に使う、程度の使い分けで良さそうです。
カードによるマイルの貯めやすさは?
実際には、マイルはクレジットカードで貯める人も多いのではないかと思います。したがって、マイルの貯めやすさは、クレジットカードのポイントの貯めやすさとほぼイコールである、といえなくもありません。
では、どのクレジットカードがマイルを貯めやすいのか、となると、どれにも一長一短があります。こちらも基本的には、JALならJALカード、ANAならANAカードを基本にして貯めていくのが効率的です。