スカイメイトのしくみと使い方
スカイメイトとは、若者向けの飛行機の割引運賃です。現在はJALとエアドゥがスカイメイト割引を行っています。かつてはANAにもありましたが、2016年に「スマートU25」と名称が変更されています。
「スカイメイト」という名称の制度のない航空会社でも、「学割」や「若者向け割引」を設けている場合もあります。それについては「飛行機の学割」の項目をご覧ください。
このページでは、スカイメイトのしくみと使い方について、わかりやすくご案内していきましょう。
26歳未満が利用できる格安チケット
「スカイメイト」という名称の運賃は、JALと、エアドゥ、北海道エアシステムが導入しています。利用できる年齢は満12歳以上から26歳未満(25歳まで)です。かつては22歳未満でしたが、現在は26歳未満に緩和されています。対象年齢であれば学生でなくても構いません。社会人も利用することができます。
かつてはANAにも「スカイメイト」がありましたが、2016年12月に「スマートU25」と名称変更し、年齢条件を25歳以下に緩和しました。
スカイメイトの利用条件は、搭乗日当日の出発直前に、利用希望便に空席がある場合にのみ搭乗できます。割引率はおおよそ60%割引程度。つまり半額以下です。ただし、路線や時期によっては割引率は下がります。とくに春休みや夏休み、ゴールンデンウィークには割引率は低くなります。空席さえあれば、ほぼ全ての路線で利用できます。
検索画面に選択肢が出ない
いずれにしろ、飛行機の格安チケットの多くが、数十日前から予約しなければならないのに対し、スカイメイトは、出発当日まで購入する必要がありません。したがって、予約後に予定が変わってキャンセル料を支払うハメになる可能性はゼロです。そのうえ格安なのですから、空席の出そうな便なら、これほどお得なチケットはないといえます。
購入時の注意点としては、スカイメイトは事前予約ができませんので、予約検索の画面には価格が選択肢として表示されません。インターネットでの検索では、出発・到着時刻の確認しかできません。その点はご注意ください。
スカイメイトの利用方法
JALのスカイメイトを利用する場合は、マイレージ会員になっておくのがスムーズです。マイレージ会員には、無料で加入できます。
スカイメイトを初めて利用する際は、マイレージ会員証と年齢を確認できる身分証明書を持って、空港のカウンターで航空券を購入します。マイレージ会員になっていない場合は、早めに空港に行けば、その場でマイレージ会員になることもできます。
2度目以降の利用をするときは、マイレージ会員証を持っていれば、自動チェックイン機で航空券を購入することができます。そのマイレージ会員証での年齢確認が終わっているためです。
エアドゥの場合は、年齢を確認できる書類があれば、それでスカイメイト割引で購入できます。
満席の場合は乗れない
スカイメイトでは、利用希望便に空席が十分あれば、当日、出発時刻よりかなり早い時間でもスカイメイト割引のチケットで搭乗手続ができます。
しかし、利用希望便の空席が少なければ、一般客の搭乗手続が終わる出発20分前頃になるまで搭乗手続はできません。航空会社が空席が出ると判断した場合に、はじめてスカイメイト割引での搭乗が許可されます。
満席の場合は空席待ち(キャンセル待ち)もできます。ただし、キャンセル待ちの一般客がいる場合は、呼び出しの順番はその後になります。そのため、満席時に搭乗できる可能性は低いです。満席時のスカイメイト利用は期待しない方がいいでしょう。