学割が使える航空会社もあり!
飛行機で学割は使えるのでしょうか。これについては、使える航空会社と使えない航空会社があります。学割が使える航空会社では、普通運賃の半額近い大幅な割引をしてくれる会社もあります。
学割という名称でなくても、若い年齢層向けの割引(ユース割引)を設定している会社もあります。
飛行機の学割の基本情報
学生限定の割引を設定しているのはソラシドエアで、「予約ができるヤング割」という名称です。そのほか、JALとエアドゥでは、「スカイメイト」という伝統的なユース運賃を設定しています。
ANAでは、学生に限らず、25歳以下の若者を対象にした「スマートU25」という割引制度があります。スカイマークは「U21直前割」、スターフライヤーは「スターユース」という、若者向け割引が設定されています。
以下では、航空会社ごとに、飛行機の若者向け割引をまとめてみます。
JAL、ADO「スカイメイト」
ユース割引の元祖といえば「スカイメイト」です。かつては22歳未満が割引対象でしたが、現在は26歳未満(25歳まで)が対象になっており、ほとんどの学生が割引の恩恵にあずかれます。
スカイメイトはJAL、ADOのほとんどの便に設定されています。割引率は50~60%程度と破格ですが、事前予約ができません。当日、空港にいって空席があれば乗れる、というチケットです。
空港に行く前に、飛行機の空席状況を調べて、「○」だったらチャレンジしてみましょう。「△」だと、空港で満席になってしまい、乗れない、という可能性もあります。
スカイメイトについて詳しくは「スカイメイト」の項目をご覧ください。
ANA「スマートU25」
ANAもかつては「スカイメイト」を販売していましたが、2016年12月にルール変更し、名称も「スマートU25」に変えました。
スマートU25は25歳以下が利用できるチケットで、割引率は50~60%。ANAのほとんどの便に設定されています。前日まで予約はできませんが、空席があれば、当日朝から予約可能なのがスカイメイトとの大きな違いです。
スカイマーク「U21直前割」
「U21直前割」はスカイマークが設定している21歳以下を対象にしたチケットです。空席があれば前日から予約可能です。割引率は50~60%程度です。
スカイマークは普通運賃が安いので、U21直前割も、JALやANAの若者向け割引よりもお手頃ですし、前日予約が可能なのは大きなメリットです。
ソラシドエア「予約ができるヤング割」
日本の航空会社のなかで、学生限定の割引を設定しているのはソラシドエアで、「予約ができるヤング割」という名称です。学校教育法が定める学生や専門学校生と国際学生証を持った人が利用できます。
学生であれば年齢制限はありませんし、学生でなくても22歳未満なら利用できます。必要書類は学生証だけです。搭乗手続(チェックイン)時に学生証を提示すればそれでOKです。
「予約ができるヤング割」の割引率は50%程度で、予約も出発当日まで可能です。普通の航空券と違うのは、搭乗手続時に学生証を提示する必要があることだけです。
スターフライヤー「スターユース」
「スターユース」は、スターフライヤーの若者向け運賃です。26歳未満が利用でき、割引率は50%程度で、予約も可能。当日空席があれば、予約便より早い便に乗ることも可能です。購入時、搭乗時に年齢が証明できる書類が必要です。
キャンセル料は高いので注意!
予約ができるユース運賃は、キャンセル料が高額な場合があるので注意してください。航空会社や路線によって異なりますが、キャンセル時には2,000円~4,000円の手数料が発生することもあります。
JALやANAは当日しか予約ができない(またはまったく予約ができない)ので、キャンセル料を考える必要はありませんが、事前予約が可能なチケットを買うときは頭の片隅に入れておきましょう。ユース運賃は、出発当日まで予約が可能な運賃ですし、当日でも割引率は抜群に高いので、キャンセル料を考えるとあまり早く予約する必要はないでしょう。
飛行機の学割まとめ
飛行機の場合、「学生だから割り引く」という発想ではなく、年齢別に若い人への割引制度が基本です。おおむね26歳未満(25歳以下)が利用でき、一部は22歳未満(21歳以下)に限定されています。いずれにせよ、飛行機のユース運賃はきわめてお得ですので、上手に利用しましょう。
国際線の場合でも、26歳未満を対象に割引運賃を設定している会社もありますので、要チェックです。