飛行機の学生割引

飛行機で学生割引は使えるのでしょうか。これについては、「学生限定の割引」を提供しているのはソラシドエアだけですが、それ以外の多くの航空会社が「若者向けの割引」を用意しています。

「学生割引」ではなく、20代前半までを対象とした「ユース割引」を設定している会社が多い、ということです。詳しくご紹介しましょう。

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飛行機の学割の基本情報

飛行機では、学生に限らず、年代で区切って若者向けの割引運賃を設定するのが主流です。年代はおおむね26歳未満(25歳まで)としている会社が多いですが、一部は22歳未満(21歳以下)としています。

簡単にリストにすると、以下のようになります。

若者向け割引を導入している会社

・JAL…「スカイメイト」25歳以下
・ANA…「スマートU25」25歳以下
・エアドゥ…「DOユース25」25歳以下
・スターフライヤー…「スターユース」25歳以下
・ソラシドエア…「予約ができるヤング割」21歳以下
・スカイマーク…設定なし

スカイマークは、以前は「U21直前割」という21歳以下の運賃を設定していましたが、2022年3月に発売を終了しています。

以下では、航空会社ごとに、飛行機の若者向け割引をまとめてみます。

大学生

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JAL「スカイメイト」

ユース割引の元祖といえば「スカイメイト」です。かつては22歳未満が割引対象でしたが、現在は26歳未満(25歳まで)が対象になっており、ほとんどの学生が割引の恩恵にあずかれます。

スカイメイトはJALのほとんどの便に設定されています。割引率は30~80%程度と破格ですが、事前予約ができません。予約ができるのは、当日午前0時からです。基本的に、当日、空席があれば乗れる、というチケットです。

ただし、かつてのように、空港に行ってから空席が出るのを待つ、という形ではありません。空港に行く前に、当日予約が可能なので、無駄足を踏むことはありません。

スカイメイトについて詳しくは「スカイメイト」の項目をご覧ください。

「スカイメイト」の上手な使い方
「スカイメイト」とは、若者向けの飛行機の割引運賃です。現在はJALがスカイメイト割引を行っています。「スカイメイト」という名称の制度のない航空会社でも、「学割」や「若者向け割引」を設けている場合もあります。このページでは、スカイメイトのしくみと上手な使い方について、わかりやすくご案内していきましょう。
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ANA「スマートU25」

ANAの「スマートU25」は25歳以下が利用できるチケットで、割引率は50~60%。ANAのほとんどの便に設定されています。前日まで予約ができず、空席があれば、当日、午前0時から予約可能です。基本的には、JALスカイメイトとしくみは同じです。

2026年5月19日以降は「ユース運賃」と名称が変わりますが、ルールは同じです。

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エアドゥ「DOユース25」

エアドゥの「DOユース25」も、25歳以下が利用できるチケットです。割引率は50%程度。前日まで予約ができず、空席があれば、当日、午前0時から予約可能です。基本的にはANA「スマートU25」としくみは同じです。

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スターフライヤー「スターユース」

スターユース」は、スターフライヤーの若者向け運賃です。25歳以下が利用でき、割引率は50%程度です。他のユース運賃と違い、事前予約も可能。一般発売日以降で空席があれば、予約・購入ができます。購入時、搭乗時に年齢が証明できる書類が必要です。

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ソラシドエア「予約ができるヤング割」

日本の航空会社で、唯一、学生限定の割引を設定しているのはソラシドエアで、「予約ができるヤング割」という名称です。学校教育法が定める学生や専門学校生と国際学生証を持った人が利用できます。

学生であれば年齢制限はありませんし、学生でなくても22歳未満なら利用できます。必要書類は学生証だけです。購入時や搭乗時に学生証を提示すればそれでOKです。

「予約ができるヤング割」の割引率は50%程度で、事前予約も可能です。

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飛行機の学割まとめ

飛行機の場合、「学生だから割り引く」という発想ではなく、年齢別に若い人への割引制度(ユース割引)が基本です。おおむね26歳未満(25歳以下)が利用でき、一部は22歳未満(21歳以下)に限定されています。

多くの航空会社のユース割引は、事前予約ができず、当日、空席があれば予約できるという形を取っています。いわば「空席の安売り」なので、価格は安く、正規運賃(フレックス運賃)の半額程度が主流です。

スターフライヤーとソラシドエアは、事前予約を受け付けています。ただし、事前予約をしてキャンセルをする場合、キャンセル料はそれなりの額なので、お気を付けください。

いずれにせよ、飛行機のユース運賃はきわめてお得ですので、上手に利用しましょう。

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