飛行機のチケット(航空券)は、変更できるものと、変更できないものがあります。
いわゆる普通運賃は、手数料無料で変更できるチケットです。割引運賃のチケットは、変更に手数料がかかったり、変更ができなかったりします。
このページでは、どんなチケットが変更可能かを説明し、変更方法などについてわかりやすくご案内します。
変更できるチケット、できないチケット
航空券には、大きく分けて「予約変更できるチケット」「予約変更できないチケット」の2種類があります。
予約変更できるチケットは、さらに「搭乗日・時間が変更できる」「区間が変更できる」「搭乗者名が変更できる」などと、チケットによって変更可能な内容が違います。
また、「無料で変更できる」「有料で変更できる」といった変更手数料の違いもあります。
そして、どんな航空券でも、変更可能な期間は限られています。
このように、「変更できるチケット、できないチケット」といってもいろいろな意味があります。
普通運賃タイプは搭乗便の変更可
航空券の基本となる運賃は普通運賃(片道運賃、フレックス)です。普通運賃に準ずる基本的な運賃としては、往復割引運賃、小児運賃があります。
そのほか、株主優待運賃、身体障がい者運賃、介護割引運賃も、変更のルールは、おおむね普通運賃に準じます。
こうした「普通運賃タイプ」は、「搭乗日・時間の変更」はほぼ自由に、手数料無料で可能です。しかし、「区間」「搭乗者名」の変更はできません。変更ができない場合でも、予約を取り消すことができ、新しく予約を取り直すことで変更できます。
ただし、普通運賃タイプでも、予約の取消については、「払戻手数料」(数百円)がかかることもあります。
割引運賃は変更不可
「バリュー」「セイバー」「シンプル」などといった割引運賃は、基本的には予約変更はできません。予約した便にしか乗れないチケットです。
ただし、一部には、手数料を払えば変更できるチケットもあります。たとえば、スカイマークの「たす得」は、同種運賃の同区間なら変更が可能です。
ANAが2026年5月から導入する「スタンダード」は、割引運賃と普通運賃の中間的な位置づけで、手数料を払えば変更できます。
LCCは運賃次第で変更可能
格安航空会社LCCの一番安いチケットは変更不可が原則です。払い戻しも一切できないとお考えください。
ただ、チケットの購入時に割増料金を払えば、日付や時刻を変更できるオプションが用意されています。
LCCは払い戻しができない運賃が多いので、日程がどうなるかわからない旅は、「変更可能」な運賃を選んでおいた方がいいでしょう。
変更はネットか電話で
予約変更はインターネットか電話で行います。搭乗便を変更するだけなら、ネットで行えばいいでしょう。各ホームページの「予約確認」などのページから自分の予約記録を確認し、違う便への変更が可能です。
複雑な変更を行う場合は、予約センターに電話したほうがいいでしょう。複雑でなくても、変更に関しては電話で行ったほうが早いです。
ただし、LCCでは電話による取扱いは手数料がかかります。ネットでの変更のほうが安くすみます。