飛行機のチケットのキャンセル手続きと、払い戻し方法

飛行機で「キャンセル」という場合、二つの意味があります。一つは航空会社が欠航することで、台風や大雪で飛行機が飛ばなくなることを「今日のフライトはキャンセル」などと言ったりします。

もう一つは旅客が飛行機に乗るのをやめることです。「飛行機の予約をキャンセルする」などと言ったりします。

このページでは、二つ目の「旅客が飛行機に乗るのをやめること」の意味でのキャンセルについて、その手続きと、払い戻し方法などをご案内します。

なお、飛行機が欠航になった場合の返金の扱いなどは「欠航時の対応」の項目をご覧ください。

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飛行機のキャンセルは出発時刻前に!

飛行機に乗らないと決まったら、まずはその飛行機の出発時刻前に連絡することが鉄則です。出発時刻前と後とではキャンセルに関する手数料に差があり、出発後では戻ってくる金額が少なくなるか、全くお金が戻ってこないこともあるからです。

空港までのバスの遅れなどで、乗り遅れることが確定してしまった場合も、出発時刻前にスマホで操作して、キャンセル手続きをしましょう。電話でもキャンセルは可能です。

ANA

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飛行機のキャンセルはどう手続きする?

飛行機に乗るのをキャンセルする場合の手続きは「取消」と「払戻」に分かれます。取消とは、飛行機の予約を取り消すこと、払戻とはチケット代金を返してもらうことです。

飛行機のチケットを購入するときは「予約する」と「航空券を購入する」の2段階があります。チケットをキャンセルするときにも「予約を取り消す」「航空券を払い戻す」という2段階があるのです。

「取消」と「払戻」の手続きは、通常一体で行われます。ですから深く意識する必要はありませんが、段取りとしては2段階ある、ということを理解しておきましょう。

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飛行機のキャンセル料のしくみは?

飛行機を実際にキャンセルするときは、取消手数料がかかります。これが、いわゆる「キャンセル料」に該当します。

手数料は運賃種別ごとに定められていて、たとえば「フレックス」(普通運賃)なら無料です。「セイバー」「シンプル」などの割引運賃の場合は、数千円の取消手数料が必要です。

取消手数料のほかに、払戻手数料を徴収する航空会社もあります。払戻手数料は、航空券そのものを払い戻すときにかかる手数料です。金額は航空会社ごとに一律に決められていて、400円~500円程度です。

この場合、購入金額から取消手数料と払戻手数料を引いた金額が返金額となります。

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飛行機のキャンセル方法

飛行機のチケットをキャンセルするには、インターネットと電話、窓口の3つの方法があります。

インターネットでは「予約確認・変更・取消」などのページにアクセスし、自分の予約内容を表示させます。その画面に「取消」というリンクがありますので、そこからキャンセル手続きに進みます。

電話の場合、航空会社の予約センターに電話して、キャンセルの便名、予約番号、氏名などを伝えればキャンセルできます。電話はカンタンですが、電話代がかかりますし、予約センターに繋がるまで、時間がかかることがあります。

空港でキャンセルする場合は、窓口でも対応してくれます。電話と同様に、キャンセルの便名、予約番号、氏名などを伝えてキャンセルします。

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キャンセル時の返金方法は?

飛行機のチケットをキャンセルしたとき、お金はどうやって戻ってくるのでしょうか。

これは、「支払った方法で返金する」というのが原則です。クレジットカードで支払ったらクレジットカードに返金されます。クレジットカードの毎月の引き落としの際に、返金分が相殺されるということです。返金額が引き落とし額より高額の場合は、クレジット会社が引き落とし口座に振込みをしてくれます。

現金で購入した場合は、航空会社の窓口で現金で払い戻してくれます。あるいは、自分の銀行口座に振込みしてもらうことも可能です。コンビニエンスストアで購入した場合も、銀行振込が基本になります。

こうした返金方法のルールは、航空会社によって若干異なります。

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旅行会社で購入した場合の注意点

旅行会社で航空券を購入した場合は、原則としてその旅行会社でしかキャンセル・返金ができません。したがって、キャンセルをする場合も、まずはその旅行会社の窓口に行くか、電話をしましょう。航空会社に電話しても、キャンセルの手続きすらできない場合があります。

旅行会社で現金購入した場合は、旅行会社の窓口で返金されますし、旅行会社でクレジットカードで購入した場合は、クレジットカードで返金になります。

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コンビニエンスストアで購入した場合の注意点

コンビニエンスストアで購入した場合は、キャンセル手続きは航空会社のホームページや電話予約センターでできます。

返金時にはコンビニで購入した際の「お客様控え」のレシートが必要になる場合があります。したがって、このレシートは飛行機の搭乗が終わるまで、絶対になくさないようにしましょう。

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出発時刻後のキャンセル

飛行機の出発時刻が過ぎて、乗り遅れてしまったときも、返金が受けられる場合があります。返金されるかどうかは航空券の運賃種別(チケットの種類)によります。

出発時刻後に返金が受けられる場合でも、出発日から10日以内が原則です。それ以降は一切の払い戻いは受けられません。乗り遅れた場合などは、すぐに返金手続きをしましょう。

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