飛行機のチケット(航空券)の予約はいつからいつまでできるのでしょうか。航空会社やチケットの種類によって異なりますが、概ね1年前から始まります。
ここでは、飛行機の予約がいつからはじまり、いつまで可能なのか、購入期限はいつまでなのかをわかりやすくご案内します。
JALは330日前発売
JALのチケットの発売開始日は、搭乗日の360日前の午前0時です。国内線も国際線も同じです。
複数の区間にまたがって搭乗する場合や、往復の場合は、最終搭乗区間の出発日が基準となります。
購入期限は、国内線の場合、20分前です。
ANAは355日前発売
ANAのチケットの発売開始日は、搭乗日の355日前の午前09時30分です。2026年5月19日以降搭乗の航空券は、355日前の午前09時から発売となります。
複数の区間にまたがって搭乗する場合や、往復の場合は、最終搭乗区間の出発日が基準となります。
購入期限は、国内線の場合、20分前です。
中堅航空会社は一斉発売
スカイマーク、エアドゥ、ソラシドエア、スターフライヤーでは、半年に一度の運航スケジュール公表時に、ほとんどのチケットを一斉発売します。
具体的には上期(3月末から10月末)のチケットは1月下旬に一斉発売、下期(10月末から3月末)のチケットは8月下旬に一斉発売します。
購入期限は、各社とも20分前です。
LCCは段階的
ジェットスターや、ピーチ、スプリングジャパンといったLCCも、基本的には、中堅航空会社と同じです。
具体的には、上期(3月末から10月末)のチケットは1月下旬に一斉発売、下期(10月末から3月末)のチケットは8月下旬に一斉発売します。
ただ、LCCの場合、一部のチケットを、その数ヶ月前から、段階的に先行発売します。具体的には、上期のチケットを4月頃から、下期のチケットを9月頃から、それぞれ一部路線の一部便に限って先行発売しています。
これは、スケジュールの固まった便から、先に販売していく、ということのようです。
国内線の予約期限は、ピーチが1時間前、ジェットスターが2時間前までです。
早く買うほど安い?
航空券は空席連動型で値段が決まります。空席が多いほど、価格が安くなるという仕組みです。したがって、おおむね、早く買えば買うほど、安く買える傾向があります。
ただ、空席連動型というのは、空席数にそのまま比例して価格が動くのではなく、出発日までの期間と、空席率の掛け合わせで価格が決まります。
同じ航空便で、100日前に100席空いている場合と、7日前に100席空いている場合は、同じ空席数ですが、7日前のほうが運賃が安い、という理屈です。
ですので、「早く買えば絶対に安い」とは限りません。「早く買えば安い傾向がある」のは確かですが、何ヶ月も前から急いで買う必要はないでしょう。
傾向的には、出発の4週間前くらいを切ると、おおむね出発日が近づくほど高くなります。ただし、数日前になって空席が多いと、急に価格が下がることもあります。
当日でも買える?
飛行機のチケットは当日でも購入可能です。購入期限は、多くの会社の国内線で、20分前です。当日、空港カウンターでも、20分前までなら、チケットを買うことができます。
ただし、20分前までに支払と搭乗手続きを済ませないといけないので、実際には30分くらい前に空港カウンターにいて、購入手続きを始めないと間に合わないでしょう。
予約と購入の違い
飛行機では、チケット(航空券)の「予約」と「購入」が分かれています。予約は席を確保すること、購入はお金を支払うことです。予約の段階ではお金は必要ありませんが、席を確保できる期間は数時間~数日です。購入することで、初めて席を最終的に確保することができます。
そのため、航空会社では「発売期間(予約期間)」とは別に、「購入期限」を設けています。発売期間(予約期間)は、チケットを販売している期間、購入期限は、お金を支払う期限です。
購入期限はチケットの種類や、チケットの購入時期により異なりますが、通常は数時間~3日間程度です。予約後、遅くても数日以内に、支払を済ませて購入する必要があります。
チケットや航空会社によっては、予約直後に購入しないと、予約が取り消される場合もあります。とくに、LCCは、予約後、すぐに購入しないと予約が取り消されます。