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保安検査のしくみとルール

飛行機に乗るたびに必ず受けなければならないのが保安検査(セキュリティチェック)です。乗り慣れている人でも「面倒だなあ」と考えてしまいがちで、慣れていない人はその内容に戸惑うことも多いようです。

保安検査の基本は手荷物のX線検査と、本人の金属探知器の通過です。

それだけでも面倒なのに、細かいルールがいっぱいあります。何分前に通過しなければならないとか、パソコンやペットボトルは別に出さなければならないとか、服のポケットの中身は全部出しましょうとか。

ここでは、保安検査のしくみとよくある疑問についてわかりやすく解説します。

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保安検査の基本的な内容と締切時刻

まずは、飛行機の保安検査の基本をおさらいしましょう。

飛行機の保安検査の締切時刻は、国内線の場合でだいたい出発時刻の15分前です。空港や航空会社によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

あまり知られていませんが、ほとんどの航空会社で、旅客が保安検査場を通過したかどうかはモニターされています。保安検査場を通るときにチケットのバーコードをかざすのですが、それをチェックしているのです。ですから、15分前に保安検査場を通過しないと、航空会社にバレてしまいます。

保安検査場の通過には短くて2〜3分かかります。混雑していれば10分くらいかかることもあります。早めに並びましょう。

保安検査場が混雑して間に合わないときは?

保安検査場が混雑によって出発時刻までにゲートに行けなかった場合はどうなるのでしょうか?

日本の空港の場合は、保安検査場の近くで出発時刻が迫った便の旅客に対して呼び出しを行い、特別に早く通過できるように計らってくれます。それでも通過するのに時間がかかるほど大混雑している場合は、飛行機の出発を遅らせてくれることもあります。したがって、15分前までに、きちんと保安検査場の列に並んでいれば、飛行機に置いて行かれることはほとんどありません。

しかし、15分前をすぎても保安検査場に現れない旅客については、航空会社の判断で置き去りにしてしまう場合もあります。

要するに「たくさん間に合わない人がいれば飛行機は待ってくれるし、ルール通り15分前までに保安検査場にいれば特別に先に通してくれるけれど、15分前に自分だけ保安検査場にいなかったら置き去りにされることもある」ということです。

海外空港の場合はもっとシビアで、保安検査場が混んでいたことなど理由にせずに、旅客を待たずに飛行機が離陸してしまう場合もあります。海外の空港で利用する際は、くれぐれも注意しましょう。

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保安検査の内容

保安検査では、機内に持ち込む荷物をすべてX線検査機でチェックします。飲み物も食べ物も例外ではありません。大きなコートを羽織っている場合や、底の厚い靴やブーツをはいているときは、それも脱いでX線検査機を通さなければならないこともあります。海外ではとくに服や靴のチェックが厳しくなっています。

サイフやカギなども、小さなトレイに移してX線を通します。カメラのフィルムのように、X線で感光する様なものは手検査してもらう様に申告します。昔はこれが面倒だったのですが、最近はフィルムを持っていく人も減ったのであまり問題にはなりません。

なぜ保安検査でパソコンを荷物から取り出さないといけないの?

飛行機の保安検査では、パソコンは荷物から取り出して個別にX線にかけます。これには理由があって、パソコンはX線を通しにくいからだそうです。ですから、パソコンを機内に持ち込むときは、保安検査場ですぐに取り出せるようにしておきましょう。

機内に持ち込めない荷物は放棄させられる

飛行機の機内にはナイフやハサミ、大量のライターなどは持ち込めません。そのため、こうした荷物が見つかった場合は、保安検査場で機内持込みを拒否されます。その場合は、航空会社のカウンターに戻って預け手荷物にしてもらわなければなりません。時間がなければ、保安検査場で放棄しなければならなくなります。

液体物の持ち込みも制限が

機内には持ち込める液体物にも制限があります。日本国内線では量の制限などはありませんが、開封済みのペットボトルは専用の検査機を通さなければなりません。

国際線では、液体物の持ち込みも厳しく制限されていて、あらゆる液体物は、100ミリリットル以下の容器に入っていなければなりません。液体物の中には、歯磨き、エアゾール、スプレーなども含まれます。それらの容器をジッパーの付いた透明プラスチック袋に入れることで、初めて持ち込みが可能になります。

この透明プラスチック袋を、他の手荷物とは別に、保安検査場において検査員に提示しなければなりません。

国内線に乗る場合は、こうした透明プラスチック袋を用意する必要はありません。