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オーバーブッキングの対応と対策

飛行機では、座席の定員以上の予約を受け付けることがあります。予約をしていても乗らない旅客が存在するので、そのキャンセルを見込んでのことです。

しかし、キャンセルが起こらないと、飛行機の座席が足らなくなり、一部の予約客が乗れなくなります。これを、「オーバーブッキング」といいます。

オーバーブッキングは航空会社の権利

オーバーブッキングは、日本語で「過剰予約」と訳されます。座席数以上の予約を受け付けることは世界各国の法律で認められており、日本でも同様です。

そのため、「オーバーブッキング」は航空会社の正当な権利です。オーバーブッキングは、国内外を問わず日常的に起きていますので、利用者は常に備えをしておく必要があります。

このページでは、飛行機のオーバーブッキングについて、制度のしくみと、対応と対策をご紹介します。

オーバーブッキングはなぜ起こるか

航空会社は、飛行機の席数より多くの予約を受けつけています。理由は、予約していても当日空港に来ない客(NO SHOW)がいるからです。また、直前に変更をしたり、キャンセルをする人もいます。そうした「予約したけれど乗らない客」を見越して、多めの予約を取るわけです。

多めに予約をとって、実際にキャンセルする人が少なければ、座席数より旅客が多くなり、全員が乗り切れなくなります。この状態が「オーバーブッキング」です。

航空会社としては、NO SHOWが多いと、空席を残したまま飛行機を飛ばすことになります。それは効率が悪く無駄なので、航空会社は多めに予約を取ることが、法律で認められています。予約をどの程度多めに取るかは、過去のNO SHOWの割合から統計的にはじき出しています。

オーバーブッキングは、国内線でも国際線でも起こります。日本の国内線では「フレックストラベラー制度」と呼ばれています。

羽田空港満席

オーバーブッキングが発生すると?

オーバーブッキングが発生すると、航空会社は乗客に「席を譲ってくれる人いませんか?」と呼びかけます。出発当日に空港で呼びかける場合もありますし、数日前に電話やメールなどで「予約過剰になっているので、便を変更してもらえませんか?」と連絡が届くこともあります。

こうした要請に応じ、席を譲ると、対価として、現金(協力金)やマイルが進呈されます。その飛行機に乗れないことで生じるホテル代や、次の搭乗便のチケットなども別に用意してくれます。席を譲ってくれた人を「ボランティア」といいます。

不足席数と同じ人数のボランティアが現れれば、オーバーブッキングは解消します。また、エコノミークラスがオーバーブッキングしても、ビジネスクラスに空きがあれば、一部のエコノミー客をビジネスクラスに誘導する「アップグレード」が行われます。アップグレードでオーバーブッキングが解消することもよくあります。

もし、アップグレードでも席が足らず、ボランティアが必要なだけ集まらなければ、未搭乗の予約客のうち、誰かがその飛行機に乗れないことになります。これが「搭乗拒否」です。日本国内線ではボランティアが集まりやすいので搭乗拒否はあまりありませんが、海外(とくに米国)では、搭乗拒否はよく起こります。

搭乗拒否された場合は、ボランティアと同じように、補償金(協力金)として数万円が渡され、ホテルや代替便のチケットが用意されることが多いです。補償金額は、ボランティアよりも高くなることもあります。

整理すると、予約過剰な状態が「オーバーブッキング」、それに対応して席を譲ってくれた人が「ボランティア」乗りたくても乗れない状態が「搭乗拒否」です。

オーバーブッキングに遭わない方法は?

オーバーブッキングとは、飛行機が「予約過剰」になることです。航空会社は常に予約を多めにとりますので、利用者の立場でオーバーブッキングを避ける方法はありません

ただ、オーバーブッキングが発生したときに、搭乗拒否の対象者にならないようにする方法はあります。以下でご案内します。

搭乗拒否に遭わないためには

オーバーブッキングが発生したとしても、搭乗拒否の対象にならなければ、被害はありません。では、搭乗拒否にあわないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。

1. 予約時に座席を指定しておく
座席指定していない客は、座席指定している客よりも搭乗拒否に遭いやすいようです。
2. チェックインを早めにする
チェックインを済ませて搭乗券をもらった客よりも、搭乗券をもらう前の客のほうが、搭乗拒否されやすいです。そのため、飛行機に乗る日は、なるべく早めにチェックインをしておきましょう。最近は、多くの航空会社でウェブチェックインが可能なので、できるだけ空港に着く前にウェブでチェックインしておくといいでしょう。
3. 荷物を預ける
荷物を預けてしまった旅客を搭乗拒否すると、航空会社には荷物返却の手間がかかります。そのため、航空会社は、荷物を預けた旅客の搭乗拒否は避ける傾向にあります。無理に荷物を預ける必要はありませんが、満席便では機内の荷物スペースも限られるので、大きめの荷物は預けてしまったほうがいいでしょう。

このほか、航空会社は、マイレージの上級会員と、運賃の高い客はオーバーブッキングを避ける傾向があります。そのため、マイレージの上級会員になったり、高めの運賃のチケットを買っておくと効果的なのですが、オーバーブッキング対策のためだけに高いチケットを買うのはバカらしいです。

ボランティアでいくらもらえる?

それほど急いでいない場合は、ボランティアに応じてみるのもいいでしょう。国内線の場合、ボランティアに応じた場合は、1万円の協力金がもらえます。ボランティアに応じることでその日に目的地に着かない場合は、協力金は2万円になります。その場合はホテル代も、航空会社が負担してくれます。

オーバーブッキングの場合、後続便のチケットをもらえますが、国内線の場合、たとえば飛行機で新幹線で移動する、ということが可能なこともあります。

その場合、新幹線代を航空会社に負担してもらうか、航空券代を払い戻して新幹線のチケットを利用者が買いなおすこともできます。交渉次第で、利用者の有利な形に持っていくことも可能です。

国内の場合、移動手段は豊富なので、飛行機でなくても動ける場合も少なくありません。オーバーブッキングの協力金をもらうことで、タダ同然で、さまざまな手段で移動の目的を達せられます。国内線で急がない場合は、ボランティアに応じてみるのもいいでしょう。

国際線の場合は、1日1便しかない場合も多いので、ボランティアに応じるかは慎重に考えましょう。国際線でボランティアに応じた場合の協力金は航空会社や路線、状況により異なりますが、国内線より高くなっています。

搭乗拒否に遭ってしまったら

予約していた飛行機に、「オーバーブッキングで乗れません」と宣告されてしまったら、それは搭乗拒否です。オーバーブッキングは航空会社の権利ですので、いかに腹立たしくても、利用者は最終的には受け入れるほかありません。

搭乗拒否を受け入れたくなければ、自分がいかにその便に乗らなくてはならないか、を航空会社のスタッフに伝えましょう。次の日にどうしても外せない仕事がある、学生なら試験がある、などなど。事情が通じたら、航空会社のスタッフが、違う人にボランティアをアタックしてくれるかもしれません。

このとき大事なのは、感情的にならないこと。航空会社のスタッフだって、言いたくて言っているわけありません。スタッフにとっても、オーバーブッキングを伝えるのは気が重い仕事で、やりたくないけれど、業務命令でやっているわけです。

そんな相手にこちらが感情的になっても、雰囲気が悪くなるだけです。とにかく、いかに自分がその飛行機に乗る必要があるかを、冷静に伝えましょう。

そのうえで、どうしても搭乗拒否を受け入れなければならなくなったなら、代替措置の選択肢を示してもらうことです。後続便に乗るのか、経由便になるのか、違う交通手段を使うのか、それぞれの目的地到着予定時間を確認します。

費用負担と、得られる協力金の金額と、支払い方法も重要です。現金でもらうのが一番ですが、クーポンだったり、アメリカの場合は小切手だったりします。日本ではアメリカの小切手を現金化するのは面倒です。

代替措置の選択肢で、おすすめは後続便です。1時間後か1日後か、待ち時間にもよりますが、同じルートの遅い便を利用するのが一番いいでしょう。

国際線では、経由便を提示されることも多いですが、できれば避けた方がいいです。というのも、経由便でさらなるトラブルが起きたときに、ストレスが重くなるからです。経由便でのトラブルは頻繁に起きます。

極論をいえば、経由先でまたオーバーブッキングにあうことだってありえるのです。

オーバーブッキングの確率

オーバーブッキングの確率は、航空会社によって大きく変わります。日本国内線の場合、1万人につき1~2人程度がオーバーブッキングに遭います。国内線の場合、ボランティアに応じてくれる人を集めやすいので、「絶対に乗りたいのに乗れない」というケースはかなりレアです。

海外航空会社では日本よりもオーバーブッキングの確率は高いと言われます。とくにアメリカ系航空会社のオーバーブッキングは多く、1万人につき10人以上というデータもあります。搭乗拒否に遭う確率が1万人につき1人以上の航空会社もあります。

日本の航空会社では、統計的にANAがオーバーブッキングが多く、JALは少なめです。スカイマークはさらに少なく、ゼロに近いです。

路線によってもオーバーブッキングの確率は異なり、代替交通機関の確保が容易な路線ほど、オーバーブッキングが起こりやすいという傾向があります。1時間おきに飛行機が発着しているような路線の場合、オーバーブッキングが起きても振り替えが容易で、ボランティアを集めやすいので、航空会社は予約を多めに取る傾向があります。

一方、離島路線では、1日の便数も少ないですし、鉄道のような代替交通機関も乏しいので、オーバーブッキングが生じたときに利用者の被害が大きくなります。そのため、予約を過剰にとりすぎない傾向があります。

オーバーブッキングのない会社もある

オーバーブッキングが存在しない会社もあります。たとえば、LCCは、航空券のキャンセルが不可能な場合が多く、当日、NO SHOWでも航空会社に被害はありません。

そのため、航空会社は予約を過剰に取ることが少なかったり、全くなかったりして、オーバーブッキングが発生しないのです。

日本でもピーチやジェットスターといったLCCではオーバーブッキングはありませんし、アメリカでも、ジェットブルーがオーバーブッキングゼロの会社として知られています。

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