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飛行機の「定価」が普通運賃。しくみとメリットは?

飛行機の運賃の定価が「普通運賃」または「片道運賃」と呼ばれるものです。普通運賃は一般に高額で、たとえば東京〜大阪の片道普通運賃は約2万5000円。東京〜札幌の片道普通運賃は約3万7000円もします。

そんな高い航空券誰が買うの? とお考えの方もいるかもしれませんが、普通運賃にはメリットもあります。ここでは、普通運賃のしくみと、メリット、デメリットをわかりやすく解説しましょう。

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普通運賃は予約変更が自由

普通運賃の最大のメリットは、払戻、変更が出発時刻直前まで自由であるという点です。当日に飛行機に乗り遅れそうになったら、出発時刻直前までに予約センターに電話すれば、次の便に無料で変更できます。もし乗らなくなっても、払戻しの手数料は安く設定されています(400円程度)。

JAL、ANAは「裏書」も可能

JAL、ANAなどの普通運賃では、搭乗便を変更するとき、同じ区間を飛んでいる別の航空会社に変更することもできます。これを「裏書」といいます。

裏書は航空会社は歓迎しないので、航空会社のホームページではあまり詳しく説明されていませんし、インターネット上での手続きはできません。裏書をする場合は、予約センターで電話予約し、出発当日に空港カウンターで対応してもらいます。

裏書できる航空券では、「1時間後のJALで予約していたが、30分後のANAに空席があるからそれに変更してもらおう」と空港に着いてから変更することも可能です。

裏書できる航空券は?

裏書対応の航空券は、普通運賃(片道運賃、往復割引運賃)、シャトル往復割引、身体障がい者割引です。

なお、裏書は航空会社同士の協定ですので、協定に加わっていない会社で裏書はできません。国内線では、JALグループとANAグループ、エアドゥ、ソラシドエア、スターフライヤーなどが裏書できます。スカイマークやLCCは裏書できません。

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日程が流動的なら普通運賃は便利!

こうした抜群の利便性が普通運賃のメリットです。ですから、日程が流動的だったり、旅行が中止になる可能性があるときは、普通運賃は便利でしょう。

普通運賃のデメリットは「高い」こと

普通運賃のデメリットは、なんといっても「高い」こと。これに尽きます。東京〜大阪の片道普通運賃は約2万5000円ですが、これは新幹線の普通車の2倍近く。グリーン車よりも高いのです。東京〜札幌の3万7000円にしても、ツアーならこの価格で往復とホテル代まで含まれているでしょう。

株主優待券を使うと安くなる

普通運賃はきわめて高いですが、JALやANAなどでは、株主優待券を使えば半額になります。株主優待割引は普通運賃と同様、予約変更が自由で、キャンセル時の払戻手数料も安いというメリットがあります。普通運賃とほぼ同じ利便性を、割引価格で享受できるのです。

株主優待運賃を利用するには株主優待券が必要ですが、株主優待券は金券ショップで手に入ります。また、株主優待券は株主でなくても利用できます。

株主優待割引を利用した場合は、同じ航空会社での予約変更は自由ですが、上記の「裏書」はできません。その点はご注意ください。