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早割の上手な使い方

飛行機の割引運賃のうち、早めに購入することを条件に価格が安く設定されている格安チケットが「早期購入割引」です。一般的に「早割」とも言われます。

「早期購入割引」(早割)は、「事前購入割引」とほぼ同じ意味です。ただ、「早割」は主に21日前より以前の購入のチケットを指すことが多いです。21日前までが「早期購入割引」で、それより後の事前購入割引運賃は「直前購入割引」と表現することもあります。飛行機の格安チケットの多くは、この早期購入割引です。

早期購入割引は、28日前、55日前、60日前など、特定の日にちまでに予約することで割引になる運賃です。「先得」(JAL)、「旅割」(ANA)、「SKYバーゲン」(SKY)などという名称が付けられています。名称やしくみは異なりますが、ほぼ全ての航空会社で設定されています。

なお、「早割」という名称はANAの登録商標で、ANA以外の航空会社は使えません。ただし、そのANAも最近は「早割」という名称のチケットは出していません。そのため、現在「早割」という名の航空券は存在しません。上記の「旅割」「先得」などが「早割」とほぼ同義の商品名です。

ここでは、飛行機の早期購入割引運賃(早割)について解説します。

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早割の基本ルール

早期購入割引(早割)のルールは航空会社によって異なりますが、大手航空会社のルールはだいたい同じです。以下がポイントになります。

  • 購入期限がある(21日前〜75日前など)
  • 予約変更不可
  • 予約取消の場合のキャンセル料が高額(3000円〜5000円程度)

チケット価格は安いので、予定が完全に決まっていて変更の可能性がなく、その便に必ず乗るのなら格安です。しかし、何か都合が悪くなって便を変更する場合は、高いキャンセル料を支払ってチケットを取り直さなければならなりません。それが早割の基本的なルールです。

したがって、予定が立てやすい学生さんなどには向いていますが、予定の立てにくいサラリーマンにはあまり向いていません。

JALの早期購入割引運賃

JALの早期購入割引運賃(いわゆる早割系運賃)には「先得割引」「スーパー先得」があります。割引率は最大で80%程度です。予約変更不可、出発前のキャンセル料は最大で支払額の50%です。

ANAの早期購入割引運賃

ANAの事前購入割引運賃(いわゆる早割系運賃)には「旅割」があります。割引率は最大で80%程度です。予約変更不可、出発前のキャンセル料は最大で支払額の60%です。

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スカイマークの早期購入割引運賃

スカイマークの早期購入割引運賃(いわゆる早割系運賃)には「SKYバーゲン」などがあります。キャンセルはできません。

LCCの早期購入割引運賃

ジェットスター、ピーチ、バニラといった格安航空会社LCCには、「早期購入割引」や「早割」といった制度はありません。ただ、前もって購入すると安くチケットを買えますから、早割と似たような仕組みを持っていると言えるでしょう。

LCCの場合は、運賃種類によって予約変更可と予約変更不可があります。また、キャンセルはほとんどの運賃で不可です。チケットの価格が数千円なので、キャンセル不可といってもあまり気にする必要はありませんが、1万円前後のチケットになると、キャンセル可の運賃にしたほうがいいでしょう。

早割の発売日

早期購入割引運賃(早割)の発売日は、航空会社によりますが、JALの「先得」やANAの「旅割」は、年に2回程度に分けて一斉発売されます。たとえば、3月末から10月末までのチケットは1月下旬に予約開始されることが多いです。だいたい1月下旬と8月下旬が「早割」の一斉発売シーズンになります。

ただし、購入期限は予約開始日からは離れていて、当該の購入期限日近くまでお金を支払う必要はありません。「60」なら60日少し前までが支払期限です。1月30日に7月30日の「60」の予約をしたとしても、支払期限は5月30日頃までです。ですので、とりあえず発売日に予約しておく、というのも一つの手です。

(予約・購入期限は航空会社や券種により異なりますので、実際に予約する際はご自身でお確かめください)

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早割の予約方法

早期購入割引運賃(早割)の予約方法は、通常の航空券の購入方法と同じです。発売日以降に航空会社のホームページで路線・日付を指定して検索すると、当該割引運賃が表示されます。空席があれば予約できます。

早割の予約変更方法

早期購入割引運賃(早割)は、原則として予約変更できません。そのため、利用者の都合で予約変更をしたい場合は、取ってあるチケットをキャンセルした上で、新たに取り直すしかありません。

早割の上手な使い方

価格は安いがキャンセル料は高い、というのが早割(早期購入割引)の特徴です。チケットの種類によっては6000円〜8000円くらいのキャンセル料がかかることもあります。

とはいえ、普通運賃より価格が2万円安ければ、8000円のキャンセル料を2回支払ってもまだ安い、という考え方も成り立ちます。ですから、そのチケットが「定価からいくら安いのか」を確認したうえで、キャンセル料の価格と見比べるといいでしょう。

飛行機で早割にあてがわれている座席数は少ないので、早割運賃は売り切れやすいです。とくに、ピーク時や、午前中の使いやすい便などは発売開始直後に売り切れてしまいます。ピーク時は直前になると普通運賃以外ではチケットが買えなくなりますから、なるべく早く早割をおさえてしまうことは大事です。

しかし、閑散期は1週間前くらいでも安いチケットが取れることもあります。ですから、閑散期に早割を使う必要性は高くないかもしれません。